NHK BS パレルモのロザリア [NHK BS パレルモのロザリア]

NHK BS1
パレルモのロザリア、2月13日、深夜0:00~

パレルモとは?まずそこから説明いたしましょう。
パレルモとは、パレルモ(Palermo、羅: Panormus)は、
イタリアの南部シチリア島北西部に位置する都市。

シチリア州の州都であり、
パレルモ県の県都。

パレルモの気候は典型的な地中海性気候で、夏は暑さと乾燥が顕著だが冬は緯度の割りにあまり寒くない。
独自の国際色豊かな文化を生み出した中世シチリア王国の古都です。

では、ロザリアとは?これは人名です。

この地方では、死者をミイラとして葬る風習が・・・。
ロザリアはそのなかの一人の少女だ。

死者の群れの奥に、その少女の遺体がひっそり安置されている。
1920年にこの世を去った少女ロザリアのミイラだ。
ロザリア、少女の遺体は、ミイラにされて、ガラスの蓋で密封された木わくの中で、眠るかのように、今も永遠の時を刻み続けている。

この世に生を受けてわずか2年で夭折してしまった
ロザリア・・・そのかわいいつぶらな瞳は、ちょっと前に優しく閉ざされ、あたかも今眠りについたようだ。


ロザリアは、いつも無邪気に遊んでいた服装のまま、小さな頭の上には愛らしい花飾りが飾られている。
それは、天使のような恰好で永遠に眠らせたいという両親の計らいなのかもしれないが・・・。



ロザリアの父親だったロンバルド将軍が、最愛の娘
ロザリアの死を深く悲しみ、知り合いの医師に遺体の永久保存を依頼したのだとも言われている。


ロザリアの横にともに安置されていた幼児のミイラは、もう、埋葬時の面影は微塵もなく白骨になってしまっている。

しかしロザリアだけが、86年の時を隔てて今なお、生前のままの面影を留めているのだ。

ロザリアに防腐処置を施した医師は、何か特殊な方法を用いたのかもしれないが、真相は謎である。なぜならば、医師は、その方法を誰にも話すことなく世を去ってしまい、その謎は永遠に解き明かされることはなくなってしまったからだ。

ロザリア、生ける少女ロザリアの遺体は、今もカタコンベ最大の謎として、訪れる人々の心すべてに驚愕の念を抱かせ続けている。


いつまでも永久に変わらぬ遺体、それは、まさしく、奇跡以外の何ものでもない・・・もしかしたら、神は、この痛いげな少女に、悲しくもはかない運命と引き換えに、永遠の姿を贈ったのであろうか?


ひっそりとカタコンベの奥で眠る少女の遺体を目にする時、私たちはそうとしか思えない気持ちにさせられてしまうのだ。

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